アツデン株式会社


クライアント アツデン株式会社

場所 三鷹ビジネスパーク

時期 2022年3月

壁画制作協力 ヌリーズ株式会社日本ペイント株式会社、株式会社OMOTO

印刷物協力 株式会社文伸


今年70周年を迎えるアツデン株式会社は、地域やテナント企業の人々との交流を深めていくべく、敷地内の三鷹ビジネスパーク内に象徴としての壁画を残したいということから始まったプロジェクト。3/1から制作をはじめ、12日には壁画が完成する様子を一般公開することに。


制作過程

初日はヌリーズ株式会社さんのご協力で下地づくり。ヌリーズさんは廃棄塗料を再利用した"アップサイクルペイント"をこのようなアートプロジェクトやワークショップに提供してくださっている。自分も過去に何度かお世話になっています。

流石のプロの技。あっという間に細かいところまで塗られていきます。

初日はここまで。黒枠はアツデンの佐藤社長が「黒い額縁」をつけたいというご希望から。

あまりに綺麗に塗ってもらったのでこの上から描くのがもったいないぐらいの美しさでした。

2日目。2週間かけて描く予定なのに楽しすぎてだいぶかっ飛ばして描いてしまいました。

その後なんやかんや描きまくってこの状態に。2週間の間に、アツデンの従業員の方や守衛さん、テナント企業の方々や帰り道の小学生やご近所のおじいちゃんおばあちゃんなど、多くの方にお声がけいただきました。

このあたりは住宅街なので、こんなド派手な壁が突然現れて驚いたとともに、とても完成が楽しみだという声をたくさんいただきました。


せっかくの公開イベントをするなら、ただ絵を描いているのをみるだけじゃみんな飽きてしまうだろうし、もっと色々楽しめるイベントにしたい!と思い、担当の方と相談の上、自分の仲間たちも巻き込んでブロックパーティーを実施することになりました。


"Saturday Art Fever" ZABU / ダンスレクチャー SUGA-P / DJ Munchies / 多国籍料理フードトラック 謳花 / ドライフラワーワークショップ むうぷ舎中原 / スナック


たくさんの方に知ってもらいたくて、チラシや横断幕のデザインや簡単なウェブサイトもつくりました。


イベント直前には主に三鷹市内やアツデンさんの敷地内でも活動している、障がいをお持ちの方が働く就労継続支援B型事業所「むうぷ舎中原」さんのご協力を得られました。

なるべくみなさんの情報を反映したいと思ってぎりぎりまで作業していたら、横断幕だけどうしても印刷が間に合わない事態になってしまいました。




しかし、そこでアツデンさんのテナント内に入ってらっしゃる株式会社文伸さんが救いの手を伸ばしてくれました。なんとその日のうちに印刷までしてくださる迅速なご対応、、、!

こうやってみんなで協力しあえることこそがプロジェクトの目的だったので、とても嬉しかったです。ちなみに文伸さんも今年創業60周年という歴史ある企業です。


どうせだったら捨てる予定だったドラム缶をテーブルにしようという話にもなり、それだったらそれも描いちゃおう!と慌てて描きまくりました。そのうち二つは来場者が自由に描けるように真っ白なまま残して。


そんなこんなで壁画よりもイベントの準備にてんやわんやしながら当日を迎えます。

天気が心配でしたが、ありがたいことにその日はこの年一番の温かい最高の天候になりました。また、どれくらい人が来るかわかりませんでしたが、アツデンさんのご担当者Kさんが1000枚近くのチラシを駅や掲示板、お店や通りがかりの人に配りまくってくれたおかげで、多くの方が来てくださりました。




最後に、壁画のタイトルと込めた想いを記します。


作品タイトル

“A”


Azden

Art

は言わずもがな、


Ambitious (大志)

Above(上回って)

Accept(受け入れる)

Accommodating(親切な)

Accomplish (達成する)


などなど、その他色々と”A”から始まるそれぞれの思う単語を当てはめられる”abstract”(抽象的)な概念が自分の”abstract art”(抽象画)と当てはまるのが一点。みんなの想像に委ねたい、自発的に想像してほしい、という願いを込めました。


もう一つは”A”という単語はアルファベットの一文字目、すなわち始まりを表します。ここから新たな始まりとなって欲しいと思います。


そして”a”は不定冠詞でもあり、特定の誰かではない=経営者でも、株主でも、役職者でも、一般的な従業員でも、ボランティアでも、来訪者でも、誰でも当てはまります。

つまり、誰しもがこの場を作っていく主役たるということです。


今回のプロジェクト然り、企業の在り方しかり、1人では何もできません。


それぞれが力を合わせることで爆発的なエネルギーが生まれます。


いまだにコロナや戦争など、悲惨な状況にある世界のどこかの “a person”もまた、我々と同じ人間であり繋がっています。


願わくば我々の前向きなエネルギーが少しでも世界にとって良い影響となりますよう。