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クライアント: SHOT+

場所: 六本木

時期: 2021年7月


ある日、ニューヨークで路上で絵を描いていた時に世話になった友人から連絡があった。


彼の幼馴染とそのクルーが六本木でバーを始めるので壁画を描いてもらえる人はいないかという相談があったので恩返しとして描かせて頂くことになった。




お店のシンボルカラーである青を基調として、様々な人たちが交流する様を色とストロークで表現。


細部には自分のsignitureであるラインアートを施した。実はこの中に店名も隠し文字として入っている。




最初は全て自分で描く予定だったが、話していたら店名の頭文字が主要メンバーである5人それぞれの名前のイニシャルになっているということだったので、だったら自分達で描くのがいいんじゃないかと提案してみた。最後は店名をオーナーたち自身に描いてもらって完成することに。






5人の個性が文字のスタイルや描くときの時間などにあらわれた。

折角来週からオープンなのに、緊急事態宣言が再び発令されてしまうため、これから大変な道のりになるだろうと思った時に、このチームが苦境に立たされた時にみんなで笑って描いたことを覚えていて欲しかった。


アートは時間や感情を残せるタイムマシン。


上手く描けないかな、、と最初は躊躇されてたけど、表面的にかっこいいことよりも、この5人が団結して、これから始まるんだ!っていう気持ちを残せることの方がよっぽど大切だ。


また、大切なお客さんたちが来た時にそれぞれが描いたことやそのエピソードを話すことでコミュニケーションのきっかけにもなる。


飲食店は客商売だからこそ、それぞれの想いを語れるアートにしたかった。


人生はOne Shot。一度きりなんだから、楽しくいかないと!


これから新たな旅路を行く彼らや、いま苦しみながらも闘っている全ての飲食店の皆さんに尊敬の念とエールを送ります。


コロナに負けずに、またみんなで乾杯できる日を祈願して。

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