LIVE PAINT WEEK -HUMAN RACE FACING COVID-19-


企画:株式会社NOMAL

塗料提供:日本ペイント株式会社


“Reaching or Leaving” 「コロナに向き合う人類」をテーマに9人の作家によりライブペイントで壁画を作るプロジェクトに参加させていただきました。


・作品について 今回はテーマが重かったので、何を描くのか決めたのは制作前夜だった。 コロナによって多くの人が辛い思いをした一方、業績を伸ばした企業があったりなど、明暗が分かれた。例えば学生、医療従事者、飲食店、旅行代理店など思い切り苦しんだ人たちもいれば、衛生用品製造業、家電製造業、通信IT業、ゲーム開発・販売業など、巣ごもり需要やコロナに伴う衛生用品需要で売上が上がった業種もある。 また、オリンピック開催やワクチンの是非、政治への不信など、コロナによって人々の不安や猜疑心は高まった。


「コロナに向き合う」とはどういうことか?人によって目線は全く変わるのではないか?安易にポジティブなメッセージを描くことは、知らない誰かを傷つけやしないか?


そんな想いから、モチーフは「繋ごうとしている、もしくは、手を離してしまった手」にした。左手はポジティブな言葉、右手はネガティブな言葉で構成されており、人々の見ている違う世界を表現。鑑賞者が、この手は繋ごうとしているのか、それとも手を離してしまったのか、どう見えるかを選んで欲しいため、あえてどちらか一方の意味にはしなかった。そして両手に絡む一本の線は、「それでもどこかでみんな繋がっている」という願いを込めた線。多様化する世の中で、価値観が違うのが当たり前で、だからといって分断する必要はない。違うから面白い。


それは、まるで今回参加した9名のようでもあった。それぞれのスタイルや美学は異なるが、アートを愛する気持ちは一緒であるように。


世界をどう捉えるか、そして世界をどうしていくか。


手を離すか。 手を取り合うか。 それでもどこかで繋がっていると信じて。