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クライアント 神戸市

エージェント WASABI (株式会社 NOMAL)

場所 ANCHOR KOBE アンカー神戸

時期 2021年4月

コンセプト
ミニマルなデザインの中に、神戸市の市章や、Anchor KobeのロゴのARが入れ込んであり、自然に囲まれたこの場所で円(縁)が重なり、ここに来る人たちの思考が交差し、新しいアイデアが生まれ繋がっていく。

"AとRの端部を対比させることで、山並みを想起させる文字列とする"というデザインガイドラインに則り、AとRをのせつつ、ここからアイデアやコミュニケーションが枠からはみ出るぐらい広がっていってほしいという想いであえて壁面からはみ出させ、角度も変え、一見わからないようした。




また、円が重なる部分はよく見ると、神戸市の市章が隠されている。


これらの要素をブランドカラーを基調に組み合わせ、空間にあったミニマルな表現に整えた。


そして最後に波打つ一本の線。これが自分らしさを表現している。この一本を入れることを思いつくまで直前まで大いに悩んだ。


幾何学的なデザインはいままでもしたことがあるが、自分の描く線はいつもはどこか手書きであるがゆえの揺らぎがあった。スタイリッシュであっても、機械的なデザインになってしまっては、人々が交流する場のイメージにそぐわないと思い、やはり人に必要なのは、人間にしか出せない揺らぎであると思い、一本だけ自分の思う揺らめく線を入れさせていただいた。

また、この線は白と黒という別々の人物が円(縁)が重なり合った時にグレー(調和・融合)になるという意味も隠されている。


人は皆それぞれ違い、だからこそ新しい物事が生み出されていく。

お互いを尊重し、高め合える場所になっていってほしいという願いを込めて、精一杯描かせていただいた。






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