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LIVE PAINT WEEK -HUMAN RACE FACING COVID-19-

  • 執筆者の写真: Shinjiro Tanaka
    Shinjiro Tanaka
  • 4月5日
  • 読了時間: 2分

企画:株式会社NOMAL

場所:棲家(東京)

塗料提供:日本ペイント株式会社


本作は、「コロナに向き合う人類」をテーマに、9名の作家によるライブペイントプロジェクトの一環として制作された。


テーマの重さもあり、何を描くかを決めたのは制作前夜だった。


コロナによって、多くの人が苦しんだ一方で、状況によっては業績を伸ばした分野もあった。学生や医療従事者、飲食業、旅行業など深刻な影響を受けた人たちがいる一方で、衛生用品やIT、エンターテインメントなどの分野では需要が高まった。


また、ワクチンの是非や政治への不信、社会の分断など、人々の不安や猜疑心はさらに増していった。


「コロナに向き合う」とは何か。


その答えは、立場によって大きく変わる。


安易にポジティブなメッセージを提示することが、誰かの現実を見落としてしまうのではないかという迷いもあった。


そこから、本作のモチーフは「繋ごうとしている手、あるいは離れていく手」となった。


左手にはポジティブな言葉、右手にはネガティブな言葉を重ね、それぞれが見ている異なる世界を表現している。


その手が繋ごうとしているのか、それとも離れてしまったのかは、あえて明確にしていない。鑑賞者それぞれに委ねている。


両手に絡む一本の線は、「それでもどこかで繋がっている」という願いを込めたものだ。


多様化する社会において、価値観が異なることは自然なことだ。だが、それが必ずしも分断を意味するわけではない。


それは、今回参加した9名の作家にも通じる。それぞれ異なる表現や美学を持ちながらも、創造への姿勢はどこかで繋がっている。


世界をどう捉えるか。

そして、どうしていくか。


手を離すのか。

手を取り合うのか。


それでもどこかで繋がっていると信じて。




 
 
 

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